LED作業灯 10商品の明るさ比較|「W数が大きい=明るい」で選ぶと失敗する理由
LEDワークライトには48W・27W・18Wなど複数の種類があり、見た目も明るさも商品ごとに異なります。NLAセレクトの「ノイズが発生しない作業灯」のような特殊な機能を持つ商品もあり、選ぶ段階でどの商品かを把握しておくことが大切です。このページでは15W〜240Wの明るさ・照射角度・電流を一覧で比較し、用途別の選び方まで解説します。
- ✓ ラジオや無線機とワークライトを併用したらノイズが発生した
- ✓ タイヤ灯にワークライトを設置したら眩しすぎてトラブルになった
- ✓ W数が大きい方が明るいと思って選んだが思ったほど明るくない
- ✓ 同じ48Wなのに商品によって価格差が大きい理由が分からない
こうしたトラブルは、設置場所やご使用機器を考えたうえで最適なワークライトを選ぶことで防げます。NLAセレクトではお客様のご意見をもとに情報をまとめました。本記事では「ワークライト10商品」のスペックを中心に、明るさの正しい見方と用途別の選び方をお伝えします。
1. LEDワークライト(作業灯)とは?
LEDワークライトは「LED作業灯」と呼ばれる商品を指すことが多いですが、場合によっては「仕事用のライト」という意味合いで、LED投光器やマグネット式のLEDライトなどを含めて紹介されることもあります。それぞれの商品は主にライトを点灯するための電源が異なっており、明るさも異なります。
商品ごとの電源と明るさをまとめた記事もありますので、イメージが沸かない場合はあわせてご覧ください。
NLAセレクトでは「LEDワークライト=作業灯」として商品を扱っており、ご利用いただける電圧は10ボルトから70ボルトとなっています。そのため、48Vバッテリーで駆動するフォークリフトの照明としてもお使いいただけます。
⚠️ 注意:家庭用コンセント(100V)での通電は絶対に行わないでください。ワークライトにプラグを取り付けて家庭用コンセント(100V)で通電すると、ショートによる爆発やレンズ部分の破裂といった危険があります。家庭用の100V電源での通電は絶対に行わないでください。
2. 「W数が大きい=明るい」ではない理由
作業灯を選ぶとき、多くの方が「W数が大きいほど明るい」と考えがちですが、これは正確ではありません。W数(ワット)は消費電力を表す数字で、明るさそのものを表す単位ではありません。明るさを表すのはルーメン(lm)です。W数はあくまで電力の目安で、同じW数でも設計次第で明るさは変わります。作業灯を比較するときは、まずルーメンで全体の明るさを把握し、照射角度と合わせて「どの範囲をどれだけ明るく照らせるか」をイメージすると選びやすくなります。
- 荷台の補助灯
- 足元・バックライト
- 軽トラ荷台の定番
- トラクター・小型重機
- 重機・建機
- 広めの範囲を照らす
- 大型車両・重機・漁船
- 広範囲を明るく
- 倉庫・工場
- 大型施設の固定照明
採用しているLEDチップの素性(Epistar製)
明るさと品質を根本で左右するのがLED素子です。当店の作業灯は、台湾の大手LEDチップメーカーEpistar(晶元光電)製の素子(型番 ES-EABCF25B-A)を採用しています。素子の型番・メーカーが明確であることは品質の裏付けになります。
※LEDチップ単体の仕様書に記載される光出力(放射束・mW)は、製品全体の明るさ(ルーメン)とは別の指標です。作業灯の白色光は青色チップに蛍光体をかけて作るため、チップ単体の値から製品のルーメンは算出できません。製品のルーメン値は下の比較表(メーカー公称値)をご参照ください。
「電力=電圧×電流」で見る配線選びの実務
作業灯は12V・24V・30Vなど電源電圧によって流れる電流が変わります。消費電力(W)は「電圧×電流」で決まるため、同じ48Wでも12Vなら約2.81A、24Vなら約1.53A、30Vなら約1.23Aと、電圧が高いほど電流は小さくなります。配線の太さやヒューズ容量は、使用電圧での電流値をもとに選ぶ必要があります。複数台をまとめて配線する場合は合計電流が大きくなるため、余裕を持った配線を選んでください。下の比較表に電圧別の電流値を掲載しています。
3. 同じ48Wでも明るさが違う理由
「W数が大きい=明るい」が成り立たない代表例が、同じ48Wでも明るさが大きく異なるケースです。当店が工場で確認した比較では、通常の48W作業灯が3,200lm(LEDチップ16個)なのに対し、薄型の48W作業灯は同じチップ16個で1,120lmにとどまります。W数もチップ数も同じなのに、明るさは約3倍の差が出ています。

差を生むのは「放熱設計(ヒートシンク)」です。LEDは熱に弱く、温度が上がると寿命も縮みます。作業灯の本体(アルミ合金製)は熱を逃がす放熱板を兼ねており、薄型は放熱に不利なため明るさを抑えて設計せざるを得ません。当店では薄型48Wは扱わず、放熱をしっかり確保したモデルで本来の明るさを出しています。同じW数なら、本体がしっかりした作りのものを選ぶことが、明るさと寿命の両方を確保するコツです。
4. LEDワークライトと無線機器併用の注意点
LEDワークライトをご利用いただく場合、【ノイズの発生】が大きな問題点として挙げられます。
【ノイズの問題が発生しやすい機器】
ホイールローダー(除雪機)・漁船・トラックやトレーラーなどの輸送機器・クレーン車(クレーンを搭載した車両も含む)・軽トラ
NLAセレクトでは、LEDワークライトをご利用いただいたお客様のご意見をもとに、作業の際にワークライトと無線機器等を使用した際に発生する「ノイズ」の問題を解消すべく、LEDワークライトの独自改良を行っています。この問題はすべてのお客様に発生するわけではございませんが、実際にノイズが発生するとお仕事がスムーズに行えなくなることが多々ございますので、ワークライトをお探しの際には「ノイズの発生の有無」をご確認されるのがおすすめです。
5. LED作業灯 10商品の明るさ・スペック比較表
商品スペック
| W数 | 明るさ(lm) | 照射角度 | サイズ(mm) | 重量 | 電流 12V/24V/30V |
|---|---|---|---|---|---|
| 15W | 1,150 | 60° | 127×106×39 | 340g | 1.05 / 0.51 / 0.46A |
| 18W | 1,380 | 60° | 157×46×56 | 262g | 1.09 / 0.52 / 0.41A |
| 27W(四角) | 1,800 | 60° | 127×106×58 | 509g | 1.6 / 0.78 / 0.61A |
| 27W(丸) | 1,800 | 60° | 131×118×65 | 485g | 1.6 / 0.78 / 0.61A |
| 36W | 2,520 | 60° | 176×145×74 | 850g | 2.26 / 1.02 / 0.79A |
| 48W | 3,200 | 60° | 127×106×70 | 611g | 2.81 / 1.53 / 1.23A |
| 80W | 5,500 | 150° | 160×136×61 | 757g | 4.5 / 2.1 / 1.66A |
| 120W | 9,000 | 60° | 520×64×95 | 1.94kg | 6.94 / 3.23 / 2.39A |
| 180W | 13,500 | 60° | 760×64×95 | 2.74kg | 10.34 / 4.89 / 3.68A |
| 240W | 18,000 | 60° | 1000×64×95 | 3.59kg | 13.89 / 6.5 / 4.89A |
※背景を強調している商品はノイズレス仕様を選べます(27W四角は通常仕様とノイズレス仕様の2通りがございます)。明るさ・照射角度・サイズ・重量はメーカー公称値、電流値はメーカー提供の参考値です。80Wのみ広角150°、その他は60°です。
点灯時の明るさ比較

6. 用途別のおすすめワット数
LEDワークライトのご利用に関して、用途別にどのような商品が最適かを一覧にまとめました。無線機器(無線・ラジオ等)を併用する場合は、ノイズの影響を抑えたノイズレス仕様が向いています。
| 用途 | 無線機器を併用しない場合 | 無線機器を併用する場合(ノイズレス) |
|---|---|---|
| 重機 | 27W/36W/48W | 48W/36W/27W ノイズレス |
| 荷台用 | 15W/27W/36W/48W | 48W/36W/27W ノイズレス |
| 漁船 | 27W/36W/48W/テープライト | 48W/36W/27W ノイズレス/テープライト |
| バックライト | 15W/18W/27W | 27W ノイズレス |
| 路肩灯 | 18W/27W/テープライト | 27W ノイズレス/テープライト |
※一覧表には記載がありませんが、漁船やトラクターなど強力な照明が必要な場合には、120W・180W・240Wなどのワークライトのご使用もおすすめです。

⚠️ SUS316ステー・ノイズ対策が必要

大型車は27W・48W

⚠️ 走行中の眩惑に注意
先ほど用途別おすすめのLEDワークライトを一覧表でご紹介しましたが、ここでは各ご使用用途ごとにもう少し詳しくご紹介いたします。
重機でLEDワークライトをご使用になる場合ですが、他のご利用シーンには無い、錆びに関する問題が発生します。また、漁業無線や魚群探知機など他のご利用シーンよりもノイズに対しての対策を行っておく必要がございます。
NLAセレクトのお客様の重機・除雪機へのLEDワークライト設置事例もご紹介しています。あわせてご参考にしてください。
錆びに関する問題ですが、具体的にワークライトを固定するためのステーの素材により、錆びやすい物などがあり、古い物ですと1ヶ月程で錆だらけになってしまう可能性もございます。

錆の問題に関しては、錆びに強いステンレス(SUS316)のステーをご使用いただくというのが、一番簡単に問題を解決できる方法となっています。
また、船舶でのLEDワークライト設置に関してですが、「LEDワークライトの設置が難しいけれど照明が欲しい」という箇所におすすめなのがLEDテープライトと呼ばれる商品です。このLEDテープは防水仕様で、無線機器等に影響を与えるノイズの心配もございませんので、LEDテープライトと使い分けてご活用いただけたらと思います。
バックライトとしてのLEDワークライトの設置をお考えの場合ですが、お車をバックさせる際の補助照明としてのご利用になるかと思います。このようなシーンの場合は、明るさよりもワークライトの設置スペースの方が重要になってきます。そのため、縦幅がコンパクトに抑えられている18Wタイプや、奥行きが殆ど無い15Wタイプでも問題ないかと思います。
ただ、ダンプなどの大型車両でのバックライトですと、明るさも必要になってきますので、27Wタイプや状況によっては48Wタイプでも宜しいかと思います。
路肩灯やタイヤ灯としてのLEDワークライトの設置に関してですが、この部分へのライトの設置で強力な明かりの物を取り付けてしまうと、走行中のライトの消灯を万が一忘れた場合、ライトの光により周囲の車の視界を奪ってしまう恐れがあります。そのため、必要以上に明るい物は設置せず、照射範囲に関しても周囲の車のことを考えた角度に注意していただけたらと思います。
(当店で扱っているワークライトは走行中に点灯する用の商品ではございませんのでご注意ください)
折り曲げたりすることも可能なテープライトや、奥行きがコンパクトになっている18Wタイプのワークライトなどが特に使い勝手が良い商品となっており、路肩灯・タイヤ灯照明としてNLAセレクトでおすすめしております。
7. よくある質問
まとめ
LEDワークライトは、ご使用される機器やご使用シーンによって最適な物が異なってきます。W数の大きさだけで選ぶと「思ったより明るくない」という失敗につながるため、明るさはルーメンで確認し、放熱設計まで含めて選ぶことが大切です。また、これからワークライトを設置される場合には、ご使用機器での無線のご使用に関して注意しておくことでトラブルを防げます。
- 明るさ:W数でなくルーメンで確認。同じ48Wでも放熱設計で明るさは約3倍変わる
- 電源電圧:10V〜70V対応。12V/24V/30Vのいずれかを最初に確認し、配線・ヒューズは電流値で選ぶ(家庭用100Vは不可)
- 用途の適合:無線機併用ならノイズレス、漁船・重機ならSUS316ステー・錆び対策を選ぶ
今回の一覧表を参考にしながら、最適なLEDワークライトをお選びいただけたらと思います。ワット数・電源・用途別のより詳しい選び方は、あわせて次の記事もご覧ください。

























