船の照明として役立つLED商品と活用事例6つのご紹介

漁船・ledテープライト・作業灯設置時の様子
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カテゴリ:船舶・ボート / LED作業灯

船の照明として役立つLED商品と活用事例のご紹介|漁船の作業灯・テープライト・集魚

漁船やボートの照明としてLED作業灯をご利用いただく際は、陸上とは違い「ノイズ(無線・魚群探知機への干渉)」と「海水によるサビ」への対策が欠かせません。この記事では、船の照明で失敗しない選び方の要点と、大型作業灯・テープライト・集魚まで、漁船で実際に使われているLED商品と設置事例をまとめました。

この記事について
NLAセレクトは2014年からLED作業灯を専門に販売しております。漁船・船舶でお使いのお客様の設置事例を数多く扱ってきました。本記事は、その現場で得た知見(無線・魚探へのノイズ、海水環境での選び方、集魚での使い方)を、事実に基づいて整理したものです。

船の照明でLED作業灯を選ぶ際の注意点(ノイズ・サビ)

漁船48w作業灯設置写真
漁船に作業灯を設置して夜間に点灯させた際の写真です。

LED作業灯を選ぶ際、つい「とにかく安い物で大丈夫だろう」と考えてしまいがちですが、船の照明では本当にそれで良いのでしょうか。中国製品では特に価格と性能が深く関係しており、価格が安い場合は部品のコストを抑えていることが多く、海という過酷な環境ではその差が早期のトラブルとして表れることがあります。漁船・ボートでLED作業灯を使う場合は、次の2点に注意して商品を選ぶことをおすすめします。

注意点① ノイズ(無線・魚群探知機への干渉)

ノイズを抑えていない作業灯は、点灯時に発生する電磁波によって、無線機や魚群探知機にノイズが入る可能性があります。漁船・船舶では、これらの通信機器・計測機器を作業灯と同時に使うことが前提になるため、ノイズが出ない(ノイズレス)作業灯を選ぶことが、船の照明選びで最も重要なポイントの一つになります。

特に漁船でのLED作業灯は「無線」や「魚群探知機」に悪影響を及ぼす可能性が高いため、作業灯を選ぶ際にはノイズに対しての対策の有無を必ず確認しておくことをおすすめします。すでに作業灯をお持ちで、後からノイズにお困りになった場合は、設置位置を変えるなどの対策で症状が改善することもあります。詳しくは下記の記事にまとめています。

漁船・魚群探知機ノイズ

LED作業灯のノイズ発生でお困りの際に読んで欲しい対策とは?

NLAセレクト48w作業灯・新パッケージ

led作業灯をノイズレスでお使い頂ける9商品をまとめてみました

注意点② 海水によるサビ(取付ステーの材質)

海で作業灯を使用していて錆びてしまった取付ステーの写真
海で作業灯を使用していて錆びてしまった取付ステーの写真です。

作業灯を固定するステーの材質は、一般的にどのお店でもステンレスが使われます。ただステンレスにも種類があり、一部のステンレスでは、漁船での使用を開始してから1か月ほどでサビが出てしまうことがあります。ステーがサビ付くと、作業灯を交換する際に手間がかかるほか、周囲へのもらい錆の原因にもなります。

そのため、海仕様では耐サビ性の高いSUS316のステーを選ぶなどの対策が有効です。ステー材質ごとの検査結果や、海仕様の詳細(ゴムワッシャーによる固着・電蝕への対策を含む)は、下記の記事で解説しています。船舶用のライト選定を総合的に確認されたい場合は、こちらも合わせてご覧ください。

LED作業灯 漁船点灯写真

船舶用 ledライト選定で失敗しない為の注意点と4つのおすすめ用品とは?

船でおすすめのLED商品 3種

使い勝手の良い48W作業灯は船舶でも人気ですが、この他に、船の照明をお探しのお客様からご要望が多いのが次の3種です。用途に合わせてお選びください。

広く強く照らす

大型LED作業灯

80〜240Wの大光量。マストや高い位置から広範囲を照射したい漁船に。

狭所・曲面に

LEDテープライト

IP67防水。カット・折り曲げ可能で、作業灯が付けにくい狭所やエンジンルームに。

取り回し良

アダプタ一体型48W

電源一体で配線がすっきり。船上や岸壁で手軽に使いたい方に。

① 大型LED作業灯(一台で強力に照射)

240W作業灯・商品画像
周囲を一台で強力に照射する大型作業灯。

作業灯一台で周囲を強力に照射する大型の作業灯です。NLAセレクトでは80W・120W・180W・240Wの4タイプをご用意しています。マストなど高い位置から広く照らしたい漁船で選ばれています。まずは各機種の明るさ(ルーメン)の目安をご確認ください。

48W
3,200lm
80W
5,500lm
180W
12,600lm
240W
16,800lm

船で最も人気の標準機は48W(3,200lm)ですが、船が大きい場合や、マストから広く照らしたい場合には大型の作業灯が選ばれます。参考までに、120W作業灯の主な仕様は以下のとおりです。

項目120W作業灯の仕様
全光束(明るさ)8,400lm
照射角度60度
対応電圧10V〜70V
使用可能温度-45℃〜85℃
消費電流6.58A(12V使用時)/3.15A(24V使用時)
色温度約6500K

4m幅の船で、高さ約3mのマストに120W作業灯を設置し、48W作業灯3点と併用された事例もあります。船の大きさと照らしたい範囲に応じて、48Wと大型を組み合わせてお選びいただけます。

② LEDテープライト(設置場所を選ばない)

IP67仕様・LEDテープライト
船のデッキなどでも使用可能な防水仕様(IP67)のLEDテープライトです。

「LED作業灯は便利だけれど設置場所を選ぶ」という場合に便利なのがLEDテープライトです。特徴は、好きな長さでカットして使える点にあります。長すぎて不要になったテープも、専用のコネクタを取り付けることで再度利用できるため、無駄が非常に少ない商品です。

折り曲げての設置も可能なため、LED作業灯では付けにくい狭い場所にも這わせられます。IP67のため、漁船のデッキなど濡れる場所でもご使用いただけます。ただし、IP67は屋外で濡れても問題ないという基準であり、水中での使用には非対応です。また、1メートルタイプを短くカットして使う場合、切断面の防水性が低下するため、屋外では防水加工を行ってからご使用ください。

商用車・テープライト活用事例

LEDテープライトの防水性と実際の活躍する4つの場面とは?

③ アダプタ一体型48W作業灯(電源が一体で取り回し良)

アダプタ一体型48W作業灯 商品画像
マキタ18V/14.4V対応・ワンタッチ装着のアダプタ一体型48W作業灯です。

マキタ18V/14.4Vバッテリーにワンタッチで装着できる、電源一体型の48W作業灯です。アダプタと作業灯が一体になっているため配線の取り回しがよく、IP65防水・USB2口を備えます。別々に電源を用意する必要がなく、船上で手軽に使いたい場合や、岸壁での釣りの照明としても扱いやすい商品です。

こんな方におすすめ
  • 配線をすっきりさせたい/電源を別に用意する手間を省きたい
  • 船上や岸壁など、その場に応じて照らす位置を変えたい
アダプタ一体型48W作業灯を見る
▶ 船でのテープライト・小型ライトの使用事例を見る

テープライトなど小型ライトを船で使った実際の設置事例を、用途別にまとめています。

テープライトの船内活用(エンジンルーム)

漁船エンジンルームでのLEDテープライト使用写真
漁船のエンジンルームにLEDテープライトを設置した使用事例です。

LEDテープライトは、船外だけでなくエンジンルームの照明としても選ばれています。船室や操舵室、前後方の照明はもちろんですが、隠れた人気の設置場所がこのエンジンルームです。

エンジンルームの照明が白熱電球の場合、点灯して熱くなった電球に接触してしまい、火傷をしてしまうことがあります。その点、テープライトは点灯しても火傷するような温度まで上がらないため、狭いエンジンルーム内でも安心して作業ができます。実際にお使いのお客様からも「白熱電球と違い熱を持たないので、火傷の心配なく作業できる」というご感想をいただいております。

船内・エンジンルームでテープライトが選ばれる理由

  • 白熱電球と違い熱を持たないため、接触による火傷の心配がない
  • 曲げて設置できるため、狭いエンジンルームや配線の隙間にも這わせられる
  • ノイズが発生しないため、船内の通信機器・電子機器への干渉が起きにくい
  • 明るさは18W作業灯くらい・消費電力は27W〜48W作業灯の中間程度で、狭所の常用に扱いやすい

白熱電球よりも明るく、熱による火傷の心配なく作業できる点が、エンジンルームでテープライトが選ばれる理由です。24V対応のため、船舶の電源環境でもそのままお使いいただけます。

岸壁の釣りで人気:緑色の集魚灯

緑色LED集魚灯の点灯・水面照射イメージ
緑色(500nm付近)のLED集魚灯で水面を照射したイメージです。岸壁からの夜釣りで活用されています。

集魚を目的にライトを使う場合は、岸壁(陸っぱり)からの釣りで人気です。緑色(500nm付近)の光は集魚に用いられ、堤防などからの夜釣りで活用されています。アジやサビキ釣りなどで、光に集まる魚の習性を利用する使い方です。

※ 船上での集魚灯の使用は、船が揺れることや、ポイントを移動するたびに設置し直しが必要になることから、扱いにくい面があります。集魚をお考えの場合は、まず岸壁での使用がおすすめです。緑色集魚灯の詳しい仕組み(なぜ500nmの光が集魚に効くのか)は下記の記事で解説しています。

集魚灯

夜釣りの釣果を変える緑色LED集魚灯とは|500nmの光がアジ・サビキ釣りに効く理由を解説

なお、岸壁で電源をすっきり使いたい場合は、前述のアダプタ一体型48W作業灯のように電源が一体になった商品が、配線の取り回しの点で扱いやすくおすすめです。手元を広く照らす作業灯と、集魚用の緑色ライトを、用途に応じて使い分けていただけます。

漁船へのLED作業灯 設置事例

ここからは、漁船にNLAセレクトのLED作業灯を設置されたお客様の事例をご紹介します。実際の取り付け位置や照らし方の参考にしていただけたら幸いです。

設置事例1(48W・27Wの組み合わせ)

漁船・LED作業灯設置事例 漁船・48wLED作業灯設置事例
漁船にLED作業灯を設置した事例です。写真右側が48W作業灯・左側が27W作業灯で、船上部から前方・左前面を照射する形で設置されています。

作業の中心となる前方には明るい48Wを、補助的に照らしたい方向には27Wを配置するなど、必要な明るさに合わせて機種を組み合わせています。

設置事例2(デッキ・前後方の照射)

漁船・48w作業灯設置写真 漁船・LED作業灯配線写真
漁船の前面に48W LED作業灯を設置した事例です。夜間でも視界を確保できるよう、船の左右に作業灯を設置しています。

漁船・船舶での設置は、船上部の四隅やマスト、デッキなど、必要な方向へ光を向けられる位置に取り付けられています。海仕様のステーやゴムワッシャーと合わせてご使用いただくことで、長期間の使用でも安心です。

▶ 48W作業灯などを使った船の設置事例を見る

48W作業灯をはじめとする標準的な作業灯を船で使った、より多くの設置事例を用途別にまとめています。

作業灯用ブラケットの活用

船舶48w作業灯・ブラケット設置事例
作業灯用ステーを利用して48W作業灯を設置した事例です。

作業灯は基本的に固定して使いますが、「機器に穴を開けたくない」「後から位置を微調整したい」という場合には、パイプ等に挟み込んで取り付けられるブラケットが便利です。船体を傷つけずに設置でき、取り付け位置の変更もしやすいため、船での設置に特におすすめです。作業灯用ブラケットの詳しい情報は下記の記事で紹介しています。

作業灯ステー(挟み込み式)

作業灯設置の際に穴を空けずに使用機器に固定を行う方法とは?

船の照明でよくある質問

船で作業灯を使うと無線や魚群探知機にノイズが入りますか?
ノイズを抑えていない作業灯では入る可能性があります。ノイズレス仕様の作業灯を選べば、無線機や魚群探知機と併用しやすくなります。詳しい対策は関連記事をご確認ください。
海で使う場合、ステーはどの材質が良いですか?
耐サビ性の高いSUS316がおすすめです。一般的なステンレスでは、海での使用開始から短期間でサビが出ることがあります。詳細は船舶用ライト選定の記事で解説しています。
船では何Wの作業灯を選べば良いですか?
最も人気の標準機は48W(3,200lm)です。船が大きい場合やマストから広く照らしたい場合は、80〜240Wの大型作業灯が選ばれます。狭所には曲げられるテープライトが向いています。
テープライトは海で使えますか?
IP67のため、デッキなど濡れる場所でお使いいただけます。ただし水中での使用には非対応です。カットして使う場合は切断面の防水加工を行ってください。
集魚灯は船の上で使えますか?
船上は揺れることやポイント移動での設置し直しがあり、扱いにくい面があります。集魚灯は岸壁(陸っぱり)での使用が人気です。緑色集魚灯の詳細は関連記事をご覧ください。

まとめ

  • ノイズ:無線・魚群探知機への干渉を避けるため、ノイズレス作業灯を選ぶ
  • サビ:海水環境では耐サビ性の高いSUS316ステーなどで対策する
  • 商品:大型作業灯(80〜240W)・テープライト(狭所/エンジンルーム)・アダプタ一体型48W(取り回し良)
  • 集魚:船上より岸壁での緑色集魚灯が人気

今回は、漁船・船舶でのLED作業灯の選び方と、大型作業灯・テープライト・集魚まで、実際の設置事例と合わせてご紹介しました。船の照明は、ノイズと海水によるサビへの対策がポイントになります。あなたのご使用環境に合わせて、必要な明るさ・設置方法の商品をお選びいただけたらと思います。