カテゴリ:船舶・ボート / LED作業灯
Contents
船舶用 ledライト選定で失敗しない為の注意点と4つのおすすめ用品とは?
LED作業灯は漁船などの船舶でもご利用頂いており、「今までのライトより、かなり明るくなった」と驚かれる方も多くおります。漁船でお使いのお客様ですと、船一隻に10個以上作業灯をお取付になるお客様もおられます。
一方で、海ならではの問題や船に搭載した機器との相性にも注意が必要です。この記事では、実際の設置事例と併せて、失敗しない選び方・対策・おすすめ用品をまとめます。
まず結論:船舶で失敗しない2つの注意点
- 無線や魚群探知機との併用(ノイズの影響)
- 作業灯のステーの錆び
船舶での作業灯のご使用に関しては、船舶無線や魚群探知機などへのノイズの影響と、海での使用による作業灯を固定するステンレス部分の錆び付きが、注意して頂きたい2つのポイントです。
注意点① 作業灯のノイズ対策(無線/魚探)
-
Q:無線や魚探って作業灯と関係ある?
A:作業灯使用時に発生する電磁波により、無線機器や魚群探知機にノイズが入る可能性がある。
ノイズ問題が起きる理由(ここが落とし穴)
ノイズ対策をうたっていても、作業灯本体に専用パーツを取り付ける等、生産者側で根本的な対策をしていない場合、ノイズが発生する事が多々あります(当店でもご相談を受けております)。
漁船・船舶に限らず、トラックや重機などでも「急に無線の調子が悪くなった」「ラジオが聞けなくなる…」という問題で、作業灯が原因になっている場合もあります。
既にお使いの作業灯のノイズ改善策は、下記記事にまとめています。
これから船舶に設置する場合:最初に決めるべきこと
無線機器や魚群探知機の有無などにより、どの様な作業灯やLED照明が最適かご判断頂けたらと思います。
NLAセレクトの「ノイズが出ない作業灯」に関して
ノイズが発生しない作業灯をお探しの際には、「どの様な理由でノイズが発生しないか」を説明している商品をお選び頂いた方が、作業灯選びに失敗せずにご使用頂けるかと思います。

また、作業灯の構造上、チップや基盤内の回路が複雑になりがちな作業灯ほど、ノイズの発生する可能性が高い商品となります。
ノイズの発生確率イメージ:15w作業灯 < 27w作業灯 < 48w作業灯
フェライトコアを装着する事で状況が改善される可能性も御座いますが、当店では作業灯の基盤にノイズの発生を防ぐためのパーツを取付けてノイズが発生しない様にカスタムしております。

注意点② ステーの錆び対策(SUSテスト)
A:ステンレスにも種類があり、コスト/加工性/錆び耐性が異なる。錆を絶対に防ぎたいなら「錆びに強いタイプ」がおすすめ。 補足:NLAセレクトの15w/27w/36w/48w付属ステーも一定の耐性があるものを採用。

検査機関で「錆び付き具合」のテストを行いました
ステンレスにも種類があり、サビびやすいステンレスとサビに強いステンレスが存在します。
そのため当店でも、ステンレスごとにどのくらい錆つきの違いがあるか、自社テスト・第3者の検査機関へ独自に依頼して検査してみました。
検査機関でのテストは、サビをテストする為の機械に作業灯のステーをセットし、168時間(7日間)サビが発生しやすい環境の中で行っています。

4つのステー(種類は3種類)でテストを行い、結果は以下の様になりました。



一つ目と三つ目に関してはパッと見た感じは大きな違いが無いのですが、細かな部分を見てみると…
SUS304(結果)
ワッシャー部分に若干ですがサビが発生しております

SUS316(結果)
検査機関で168時間の錆びのテストを行いましたが大きな変化はありませんでした

それぞれのステーがどの様な物かと言いますと
- 一つ目:SUS304ステー(NLAセレクトで2016.11頃から同梱しているステー)
- 二つ目:一般的なステー(NLAセレクトで以前使用していたステー)
- 三つ目:SUSステー(NLAセレクトで海仕様セットで同梱しているステー)
検査後の写真を見るとSUS304で問題無い様に感じられるかもしれません。サビが発生しにくい場所でのご使用や「ステーが錆びても全く問題ない」という場合は、特に気にせずお使い頂いて宜しいかと思います。
ただ、漁船など海でのご使用(加えて凍結防止剤をご使用する環境)では、長期的にみるとSUS316の方が安心してお使い頂けますので、ご使用状況に合わせてご判断ください。
+耐久:ボルト部の割れ・塗装剥がれ(電蝕対策)

船舶などでLED作業灯をご使用頂く場合、ご使用期間が1年など一定期間経過したお客様より、
・作業灯のケース部分の塗装が剥がれる
・ステーを取り付ける部分(ボルトを通す部分)が割れた
と言ったお話を頂く事が有りました。
この問題を防ぐ(発生するタイミングを出来るだけ遅らせる)為の方法として、
「2025年より海仕様のステーにゴムワッシャーを同梱しております」
ゴムワッシャーを作業灯とステーの間に挟む事で作業灯本体のアルミ合金とステンレスの直接の接触を防ぎ、作業灯のステーのボルトを通す箇所への海水の侵入も軽減致します。
「防食用塗料を作業灯設置前に塗布して頂く」
こちらの対応を行って頂く事で効果が期待できますので、船舶等で長期間ご使用をお考えの場合にはお試し頂けたらと思います。
船舶でのLED作業灯の使用実例(48W)
ここからは48w作業灯の、船舶(漁船/ボート)でのご使用事例をピックアップしてご紹介します。
48w作業灯・船舶設置事例1(消灯→点灯)




48w作業灯・船舶夜間設置事例



48w作業灯・船舶設置事例2〜6






お客様のご感想
船舶での電流には限りがあります。本製品はLEDでバッテリーにやさしく、光力も素晴らしいです。夜間の操業など助かっています。
船内用照明としてのテープライトの活用
ここまで作業灯を中心に情報をお伝えしてきましたが、エンジンルームなどの限られたスペースでのご使用だと作業灯は使いづらいという事も有るかと思います。
その際にはコンパクトで折り曲げたりする事も可能な【テープライト】のご使用が相性が良くおススメです。

船舶で作業灯ご利用時におすすめの4アイテムのご紹介
船舶への作業灯設置写真、注意点をお伝えしてきましたが、海で作業灯を使用する際の大まかなイメージは出来ましたでしょうか?
ここでは更に海で作業灯を使用する際に役立つパーツをご紹介します。既に作業灯をお使いの場合でも、お使いの作業灯をそのまま活用できます。必要に応じて関連パーツをご活用ください。
1) 錆びないLED作業灯ステー(SUS316)
★船舶に設置した作業灯のステーが錆びずに利用可能!
お使いの作業灯ステーが錆びて困る…という際におすすめです。ステンレスにも種類があり、海での使用に最適な錆びに強い性質を持ったSUS316のステーです。

2) 防水仕様LEDテープライト
★設置場所を気にせずに利用可能なテープライト!
明るさは15w作業灯よりも明るく、ノイズも気にせずご利用可能です。屋外でも使用可能な防水仕様のLEDテープライトです。
夜間に漁船に設置したledテープライトを点灯した際の様子。
作業灯の明るさで表すと、1メートルのテープライトで15w作業灯と同程度となります。

3) 作業灯設置用パイプブラケット
★作業灯を頻繁に微調整したい場合
作業灯は基本固定して使いますが、「機器に穴を開けたくない」「後から位置を微調整したい」場合に最適なのが作業灯用ブラケット。パイプ等に取り付ける際に特におすすめです。

4) 海仕様48W作業灯
ノイズレス仕様の48W作業灯に錆に強いSUS316がセットになった商品です。
最新モデルでは作業灯とステーの固着を防ぐ為にゴムワッシャーも同梱されております。

まとめ
今回は船舶への作業灯設置に関するチェックポイント・実際の設置事例・サポートアイテムについてお伝えしました。
NLAセレクトをご利用のお客様で船舶に作業灯をご使用になられる場合、やはり48w作業灯が特に多くの方に支持されております(ノイズが発生しない+ステーが錆びに強い)。
既に作業灯をお持ちの場合でも、今回ご紹介した関連パーツなどを上手く活用して、夜間の船舶でのお仕事を便利にして頂けたらと思います。
(追加補足:安全・施工の実務チェック)
- 配線は必ずヒューズを入れ、塩害環境は防水圧着・熱収縮チューブ・自己融着テープ等で端子部を保護
- 金属同士の接触部は電蝕(腐食)を助長する場合があるため、防食用塗料の塗布+定期点検がおすすめ
- 灯体の直視は危険(眩しさが強い場合あり)。作業時は照射角と取付位置の調整を推奨




