マキタのバッテリーを12Vで使用する際に役立つ3つのポイント
電動工具のメーカーとして多くの方に利用されているマキタ。中でもBL1430やBL1830などの四角い形をしたバッテリーは、電動工具用としてだけでなく「様々なシーンで活用できる便利アイテム」としてもお使いいただけます。
本記事では、マキタのバッテリーを電動工具の電池から「万能なバッテリー」に変える方法を、実際の活用事例やお客様の声とあわせてご紹介します。
🔋 ①マキタのバッテリーでの12Vのご利用に関して
マキタのバッテリーでスタンダードなモデルは14.4Vや18Vなどですが、自動車周りの機器は主に12Vで起動します。そのため14.4Vや18Vのバッテリーを直接12Vの機器に接続すると、機器が上手く起動しなかったり、故障の原因となってしまいます。
ただ、マキタのバッテリーを12V機器の電源として利用できれば、持ち運びも簡単な小型のポータブル電源のような活用が可能になります。
12Vの電源として利用するデメリット
マキタのバッテリーを12V電源としてお使いいただく場合のデメリットとして、自分で改造を行う必要があることが挙げられます。バッテリーの改造を行った場合には、次のようなリスクがあります。
- 改造が原因によるバッテリーの異常発熱
- 充電器に接続する端子部分の変形による充電不可(エラー)の発生
- 12Vのみで稼働する機器の場合は電圧の調整も必要になる
こうしたリスクがあるため、すべての方が気軽にできるものではない、というのが実情です。
12Vの電源として利用するメリット
マキタのバッテリーを12V機器の電源として利用できるメリットは利便性です。マキタ製品の電源としてだけでなく、車載用冷蔵庫や作業灯などのカーアクセサリー、さらにはアンプの電源や魚群探知機などの電源としても活用できます。
マキタバッテリーをワンタッチで12V電源に変更する方法
先ほど挙げたデメリット(改造の必要)は、誰でも気軽に行えるものではありません。そこでNLAセレクトでは、誰でもワンタッチでマキタのバッテリーを12Vで使えるようにする変換アダプターを開発しました。(旧:5A/3Aの2商品を並列紹介 → 現行の5A仕様に一本化。3A固有記述は除去)
12V出力でマキタのバッテリーが使えることの意味
自動車のバッテリーと、マキタのバッテリー+アダプターの組み合わせは、活用方法としては同様です。違いは次のとおりです。
マキタのバッテリー…小型なので持ち運びも苦にならず、LEDランタンとしても活用できる。持ち時間は自動車バッテリーに比べて短く、対応電流は5Aまで(バッテリーを複数持つことで使用時間を延ばすことは可能)。
自動車のバッテリー…マキタバッテリーに比べて長時間使える反面、大きいので持ち運びが大変。
⚠️ ②マキタのバッテリーを12V変換アダプターでご使用頂く注意点
変換アダプターを使えばバッテリーの改造は不要で、簡単に12V機器の電源としてお使いいただけますが、ご利用の際の注意点をまとめました。
消費電力とバッテリー容量に関して
電源はあくまでマキタのバッテリーです。そのため、バッテリーの容量・消費電力によって、ご使用機器で使える時間が大きく異なります。
補足情報:上記一覧表の各作業灯の12V通電時の電流は次のとおりです。
- 15W…1.05アンペア
- 27W…2.25アンペア
- 48W…2.88アンペア
待機電力に関して
NLAセレクトの12V変換アダプター(スイッチ付5A仕様)を接続した状態で放置した際の、1時間当たりの待機電力は以下のとおりです。
- スイッチON時の待機電力…11.79mA
- スイッチOFF時の待機電力…1.78mA
※スイッチを切っておくことで、待機電力を大きく抑えられます。
モーター系の機器でのご使用に関して
電動リールなどのモーターで起動する機器は、動作電圧が12V・5A以内であっても、モーターが起動する瞬間の電流が一時的に高くなる場合、アダプターが安全のため起動を停止することがあります。モーターで起動する機器は、瞬間的な電流値についてもご確認をお願いします。
🛠️ ③マキタのバッテリーを12Vで活用されたお客様のモデルケース
NLAセレクトが独自に開発した「マキタのバッテリーを使用し、簡単にセットできるアダプター」について、12Vで点灯するLED作業灯を使った組み立て動画を撮影しました。マキタのバッテリーにワンタッチでセットするだけです。
USB電源+12V出力でご活用いただけます
NLAセレクトのマキタバッテリー向けアダプターは、中央部分のDC配線を繋ぐ部分が12V出力、左右のUSBが5V出力となっています。そのため、USB機器のご利用やスマホの充電といった使い方も可能です。(USBの出力は最大2Aです)
①LED作業灯との組み合わせ
NLAセレクトの作業灯をお使いの場合、作業灯に取り付け可能な取っ手をネジ止めでお付けいただけます(ランタンのように持ち運びができます)。アダプターの12V端子のサイズは、外径5.5ミリ・ピン径2.5ミリです。
※48W作業灯と27W作業灯(四角型)には「作業灯用イエローレンズ」を組み合わせることもでき、黄色い光のランタンを作ることも可能です。
なお、ここでご紹介している「アダプター+作業灯」は、以前から親しまれてきた組み合わせ方です。現在は、マキタのバッテリーに直接取り付けるだけで使える一体型の製品も登場しています。たとえば、夜釣りに特化した緑色LED集魚灯や、作業灯一体型のタイプなど、より手軽に使える選択肢が増えています。
マキタのバッテリーで使える一体型製品や、活用法の全体像は、次の記事でまとめてご紹介しています。
②LED作業灯との組み合わせ(台車の照明)
マキタのバッテリーを台車の下にセットし、作業灯を台車の前面にセットした事例です。
③スピーカーとの組み合わせ
④アンプとの組み合わせ
スイッチ付きアダプターのおかげで、別に購入していたスイッチが不要になり、配線もすっきりしました。非常に便利です。20Wアンプですが、今回のスイッチ付きアダプターで十分に作動します!車の近くだけでなく、そのまま海沿いまで持ち運べるので非常に便利です!
⑤車載冷蔵庫との組み合わせ
マキタ純正のPDC01を使用し5Aアダプターで連続60W出力できるシステムを構築しました。車載冷蔵庫の連続運用に最適です。エンゲル製の冷凍冷蔵庫では1860バッテリー4つ分の電力で500mlペットボトルが凍ることも確認できました。発電機と合わせて使えば防災用途にかなり使える実用システムとなります。
⑥動画カメラとの組み合わせ
御社の12Vアダプタとマキタ18Vバッテリーを使って、ブラックマジックデザイン社製の「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」という動画カメラの電源として利用しております。このカメラは内蔵バッテリーだと30分程度しか録画できず、現実的には外部電源が必須になります。サードパーティ製の電源ケーブルと御社製品の12V端子が同一規格なので、加工など不要で接続できました。問題なく動作し、1時間以上の録画も可能であることを確かめています。USB端子の同時出力もできているので、カメラと同時にレンズヒーターなど他の機器へ電源供給できるのも大きな利点です。
⑦夜間の防除作業の電源として(噴霧器の照明として)
この間買った物でこんなの作ってみました。メロンの防除を毎回夜遅くまでやるので、これで明るく安全に防除作業ができます。
💡 非常時の活用方法に関して
ここまで「マキタのバッテリー+NLAセレクトのアダプター」を使ったお客様の活用事例や商品情報をお伝えしてきましたが、日常のご使用以外にも、次のような非常用電源としての活用が可能です。
- 停電した際のスマホの充電(USB電源)としての活用(モバイルチャージャーとしての活用)
- 停電時に作業灯などのLEDと組み合わせてランタンとして活用
実際に、2018年の大阪を襲った台風や、北海道で発生した地震時の停電の際に、お客様がご使用になられました。マキタのバッテリーをお持ちの際には、防災用品としてもお使いいただける商品です。
✅ まとめ
NLAセレクトが本商品を生産するきっかけになったのは、お客様からのアイデアでした。現場目線のアイデアを取り入れることで、充電式作業灯という既成商品とはまったく違う発想で、実用的な商品をご用意することができました。
また、お客様のお手元にある商品をできる限り活用でき、故障してもパーツ交換のみで済む仕様となっており、アウトドアや非常用の簡易的な無停電電源装置(UPS)のような活用方法も可能です。







































