初めてのLED作業灯購入後に起こりがちな5つのトラブルをまとめました

作業灯ショート写真
2026.02.09 UPDATE:現場の声を元に最新対策を追記

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初めてのLED作業灯購入後に起こりがちな5つのトラブルをまとめました

明るい照明という事で多くのお客様にご利用頂いているLED作業灯。既存のハロゲンライトから切替えてお使い頂いているケースなども多々御座います。
こちらの作業灯ですが、初めてお使い頂く際にはどう言った環境で使用出来る商品なのか分からない事も有るかと思います。

扱い方を知っておく事で購入後のトラブルや商品寿命を延ばす事にも繋がっていきます。
今回ですが、お客様から頂いたご連絡などからLED作業灯をご購入した後に起こりがち・注意が必要なポイントをご紹介して参ります。

①ノイズ ②浸水/水滴 ③錆(海/凍結防止剤) ④通電ミス(100V) ⑤レンズ曇り

▶︎この記事からわかること

  • 作業灯のノイズの対策に関して
  • 作業灯内部への水の侵入対策に関して
  • ステーの錆び問題に関して
  • 通電する際の注意点に関して
  • 商品を長期間使用しなかった際のレンズの曇に関して

①作業灯ご使用の際に発生するノイズに関して

NLAセレクト48w作業灯・新パッケージ

作業灯をご利用になった際に特に問題となりがちな事として「ノイズの発生」が挙げられます。
具体的な例を挙げますと

  • 無線にノイズが入って使い物にならない
  • ラジコンが誤作動するようになった
  • 魚群探知機にノイズが入るようになった

これらに関しては実際に作業灯を設置しないと分からない部分もありますが、作業灯を設置して、「いざ点灯!」と言う段階で問題が起きたらイヤですよね?
このような事も考えて作業灯のノイズ問題に対しての対策は大きく分けて2つ御座います。

  1. ノイズが発生しない作業灯を使用する
  2. 作業灯を設置する環境を調整してノイズが出ないようにする

1番の「ノイズが発生しない作業灯を使用する」に関しては別の記事に詳しくまとめましたので、そちらをご覧頂けたらと思います↓↓

ノイズが出ない様に作業灯の設置環境を調整する場合について

さて、作業灯を設置する環境を調整してノイズが出ないようにする方法に関してですが

  1. ラジオや無線機と作業灯の電源が一緒の場合、電源を分けてノイズに変化が出るか確認をする
  2. 電源から作業灯を繋ぐまでの配線を変更してみる
  3. ラジオや無線機と作業灯との配置を変えてみる(ご可能な場合)
  4. ラジオや無線機のアースなどの取り出し位置を変更してみる

これらの確認を行うと症状が改善される可能性があります。
また、1の場合につきましてはAC電源をご使用の場合は電源フィルターを別途ご用意頂く事で症状が改善される可能性があります。

またこれらの確認が面倒と言う方向けにおススメのアイテムが「フェライトコア」というパーツがあります。

NLAセレクト フェライトコア10個セット

・作業灯のノイズ問題を軽減するフェライトコアの10個セットになります
・作業灯をご購入頂くよりも購入可能な物となっておりますので、まずはフェライトコアを取り付けてノイズが解消されるかを確認してみるのも良いかと思います

フェライトコアの設置方法について

48w作業灯・フェライトコア設置写真

フェライトコアの設置は以上のような感じになります。大きさ関してですが大体5センチ程度の小さなパーツで出来るだけコストを掛けずノイズ問題を解消したい場合には最適です。
また、フェライトコアを実際に取り付ける際ですが今回は例として作業灯に取り付けた写真を紹介しましたが、作業灯では無くラジオや無線機器などの配線にまずは付けてみる事をおススメします。
(フェライトコアを複数お持ちの場合はラジオや無線機器+作業灯でOK)

フェライトコアご使用時の注意点に関して

注意点としてですが、フェライトコアを取り付けた事でノイズの問題が全て解消されるという事には繋がらず、ご使用されている機器や配線方法によっては症状が改善されないと言う可能性も御座います。
あくまで作業灯ご使用時に発生してしまったノイズ問題を解消する為の一つの方法と言った認識でご理解頂けたらと思います。

作業灯をご使用になった際に発生するノイズに関してはご使用機器の状況や設置場所等の様々な理由が考えられます。その為、今回挙げた対処法でも解消しない場合も考えられますが、ノイズでお困りの際には参考にして頂けたらと幸いです。

②作業灯内への水の侵入に関して(振動対策の重要性)

他社作業灯・浸水写真

作業灯内部に水滴が発生してしまった写真です

LED作業灯を初めてご購入された際だけでなく、既に何度もご購入して頂いている場合でも発生する可能性が有るのが作業灯内に水滴や水が発生するケース。
こちらの原因ですが大きく分けると2つになります。

  1. 商品の防水加工に問題が有る
  2. 作業灯をご使用頂く環境による物(振動が多い機器での作業灯のご使用)

振動による作業灯内部の水滴発生に関して

実際に作業灯内部への水に侵入に関してご連絡頂くケースですが、トラックやトレーラーなどのタイヤ付近に作業灯を設置されていて、作業灯内部に水滴が発生するケースが突出して多い傾向となっております。
(振動が多い箇所で作業灯内部に水滴が発生するケース)

【事実】振動対策を行う事で作業灯の寿命が延びます

作業灯へ伝わる振動を和らげる方法ですが、ご使用機器と作業灯ステーとの間にゴム製やシリコン製などのプレート上の物を挟んで頂くと言った方法になります。
作業灯に伝わる振動を和らげる緩衝材が有ると、浸水や基板故障といった問題の発生を大幅に抑えられます。

作業灯到着後にひと手間必要な対策となりますが、これらの対策を行って頂く事で作業灯内部への水の侵入確率が大幅に下がりますので、作業灯に水が掛かる場所でご使用される際には是非ご検討されてみて下さい。
こちらに関しては別の記事で詳しくまとめておりますので、そちらをご覧頂けたら幸いです↓↓

③ステーの錆びに関して(SUS304 vs SUS316)

作業灯 ステー錆び写真

降雪地帯でも注意が必要な作業灯の錆び対策について

海で作業灯をご利用頂く際に問題となるのがステーが錆びてしまう事かと思います。
また、ステーの錆びつきに関しては海だけの問題とお思いのあなた。実は降雪地帯で「凍結防止剤」をご使用になっている際にも注意が必要です。
こちらのステンレス製のステーに関してですが、実はステンレスにも種類があり、サビびやすいステンレスとサビに強いステンレスが存在します。

【事実】過酷な現場では「SUS316(海仕様)」が最強です

一般的なSUS304ステーでも高い耐食性を持ちますが、漁船など海でのご使用や凍結防止剤を使用する環境では、さらにサビに強いSUS316(海仕様ステー)の方が圧倒的に安心です。

海仕様のステー(SUS316ステー)ですが、現場からの実際のお声として 「ステーは錆びないけど、作業灯にステーを取り付ける部分で固着する」 とのご意見があった事から、作業灯とステーとの間に固着防止用のゴムパッキンも2025年より同梱しております。

ゴムワッシャーを装着して頂く事でアルミ素材の作業灯のヒートシンクとステンレス製のステーの直接の接触を防ぐ事と、作業灯のステー装着箇所(ボルトを通す部分)の密着性も高まり、以下の様な作業灯の破損確率も低減できます。

LED作業灯・電蝕破損

作業灯のステーの錆び付き具合を検査機関で検査してみました

そのため当店でもステンレスごとにどのくらい錆つきの違いがあるか自社でのテスト・第3者の検査機関へ独自に依頼し、検査してみました。
◆検査機関でのテストはサビをテストする為の機械に作業灯のステーをセットし、168時間(7日間)サビが発生しやすい環境の中でテストを行いました。

検査機関・作業灯ステーテスト

一つ目のステー

作業灯ステーSUS304

二つ目のステー

作業灯ステーSUS202

三つ目のステー

作業灯ステーSUS316

一つ目と三つ目に関してはパッと見た感じは大きな違いが無いのですが細かな部分を見てみると・・・

一つ目のステー

作業灯ステー錆びテスト
・ワッシャー部分に若干ですがサビが発生しております。

三つ目のステーはと言いますと・・・

SUS316錆びテスト
・168時間の錆びのテストを行いましたが大きな変化はありませんでした。

それぞれのステーがどの様な物かと言いますと
一つ目のステー・・・SUS304ステー(NLAセレクトで2016.11頃から同梱しているステー)
二つ目のステー・・・一般的なステー(NLAセレクトで以前使用していたステー)
三つ目のステー・・・SUSステー(NLAセレクトで海仕様セットで同梱しているステー)
となっております。

検査を終えた後の写真を見ると、SUS304のステー(NLAセレクトが現在作業灯に同梱しているステー)で問題無い様に感じられるかもしれません。
サビが発生しにくい場所での作業灯のご使用や「ステーが錆びても全く問題ない」と言う場合であれば特に気にせずお使い頂いて宜しいかと思います。

ただ、漁船など海でのご使用、凍結防止剤をご使用する環境では長期的にみるとSUS316の方が安心してお使い頂けますのでご使用状況に合わせてご判断してみて下さい。

④作業灯が通電直後に一瞬光って点灯しなくなった場合

作業灯ショート写真

LED作業灯の電源に関する事でお客様からたまに頂くご質問の中に
「プラグってちゃんと付いているのですか?」
と言った内容が有ります。こちらに関してですがLED作業灯は基本的には12ⅴ~24ⅴでご使用頂くのに対して、投光器の様にプラグを使ってライトを点灯させる商品は100vとなっております。

50W投光器(2026年版)

↑↑ご家庭のコンセントでお使い頂ける「LED投光器」の写真です。

【警告】100Vへの直接接続は一瞬で故障します

LED作業灯には家庭用コンセント(100V)をご使用頂けないのでプラグが付いておりません。プラグをお取付頂き家庭用コンセントで通電すると、作業灯がショート(黒焦げ)して再起不能になります。

家庭用コンセントで作業灯をご使用頂く際について

「えっ?それじゃあ作業灯って12ボルトから24ボルトでしか使えないの?」
とお思いのあなた。確かにその通りなのですが、「変換アダプタ(コンバーター)」を使う事で100vでも作業灯を使用する事ができる様になります。

作業灯を100v電源で使用時

作業灯にコンバーターを繋いで100v電源から点灯しております

LED作業灯をご使用する際に〖家庭用電源 ⇒ コンバーター ⇒ LED作業灯〗この様にする事で家庭用電源でもLED作業灯をご使用頂けます。
重要:コンバーターとLED作業灯の接続部分は感電の恐れがあるので実際にご使用になる場合は「差込型ピン端子」等を取付けて下さい。
今回の撮影には元記事の製品を使用致しました。「家庭用電源でLED作業灯を使用したい!」と言う方は参考にして頂けたらと思います。

⑤作業灯ご利用開始前のレンズの白い曇りに関して

LED作業灯 レンズ白く曇る

LED作業灯のレンズ部分に発生した白く曇る現象です

「LED作業灯を購入して届いた際に確認してみたらレンズが白く曇ってる・・・しかも一つだけじゃなくて購入した作業灯に全部ついてる・・・これって不良品??」
届いたばかりにも関わらず作業灯のレンズが白く曇っている場合なのですが、考えられる原因として作業灯を製造する際に使用するシリカゲルが挙げられます。

シリカゲルによる一時的な揮発現象です

シリカゲルは作業灯の熱伝導・放熱・防水対策として使用しております。これが「長期間使用していない」「気温が低い」等の状況で一時的に揮発し、レンズに付着することがあります。
実際に点灯してお使い頂くことで曇りは解消されますので、不良品ではございません。そのままお使いください。

まとめ

今回ですが、お客様から頂くご質問を元に情報をまとめてご紹介させて頂きました。
作業灯をご使用頂く際ですがちょっとした事を知っているだけで、ご使用の際の故障防止や商品寿命を延ばす事が可能です。
作業灯の扱いにまだ慣れていない際の参考にしていただければ幸いです。